後悔しないための結婚式のリアルな話

チャペルで向かい合ってほほ笑みあう新郎新婦

はじめに:結婚式の節約は契約前の交渉が重要!
一生に一度の憧れの結婚式。でも、初めて結婚式場から提示された見積もりを見た瞬間、正直に言って「えっ、こんなに高いの……?」と、目の前が真っ暗になりませんでしたか?
「一生に一度だから妥協したくない。でも、これからの生活を考えると1円でも安く抑えたい」
「節約はしたいけれど、ゲストに『ケチったな』と思われるのだけは絶対に嫌!」
そんなジレンマを抱えて、SNSやネットで夜な夜な情報を探しているプレ花嫁・花婿さんは少なくありません。
結婚式持ち込み撮影専門のカメラマンとして、これまで400以上の会場で900組以上のカップルの門出を見守ってきた経験から言うと、実は結婚式の節約には、絶対に外してはいけない「交渉のタイミング」があります。
それは、結婚式場と契約書を交わす「前」です。
この記事では、数多くの現場を見てきたプロの視点から、クオリティを一切妥協せずに100万円単位でコストを賢く節約するための全戦略を公開します。


📌 この記事で得られること
• 式場タイプ別の費用相場:自分たちに合った「節約の舞台」の選び方
• 契約前の交渉術:結婚式場との関係を保ちつつ、持ち込み料を無料/減額にするための具体的な言い回し
• 持ち込み料のカラクリ:なぜ「持ち込み」の方が安くて高品質なのか?
• プロ厳選の節約リスト:写真・記録ビデオ・エンドロール・ムービー・ドレス・引き出物などの賢い手配方法
• タイパ重視のDIY術:手間をかけずに効果的にコストを削るテクニック
• おもてなしの境界線:ゲストの満足度を下げないための「削ってはいけない項目」


この記事を読み終わる頃には、あなたは式場に主導権を握られた見積もりから卒業し、賢く、自分たちらしく、最高の1日を叶えるための確信を持てているはずです。それでは、賢い結婚式準備の旅を始めましょう!

目次

第1章 【スタイル別】結婚式場の費用相場を徹底比較(2025年最新版)

挙式前に紅差しをする新婦とその母のシルエット

2025年の最新データ(一部2024年の出展)によると、近年の物価高の影響もあり、1人あたりの挙式・披露宴費用は上昇傾向にあります。 結婚式の節約を考える際、最も重要なのが「どのスタイルの会場を選ぶか」という点です。なぜなら、会場のタイプによって基本となる「会場使用料」や特に「結婚式の柔軟さ(持ち込みの自由度)」のルールが大きく異なるからです。

土台となるスタイル選びを間違えると、いくら手作りを頑張っても、「持ち込み自体のブロック」や「高額な持ち込み料」で相殺されてしまうことも。まずは、4つの主要スタイルの費用感と特徴を正しく把握しましょう。

最新データによると、選ぶスタイルによって「初期の見積もり」と「最終的な節約のしやすさ」の差がより顕著になっています。 本記事では、ゲスト60〜70名を想定した、最新の費用相場を見ていきましょう。

①ホテル

費用感:高 ★★★★☆

2025年相場:380万円〜550万円以上
圧倒的な知名度と一流のホスピタリティが魅力のホテルは、親族や上司など目上の方を招待する場合に最も安心感のある選択肢です。ただし、物価高の影響を最も受けやすいのがホテルです。一流の料理や設備を維持するためのコストが反映されています。

・費用の特徴: 施設が充実している分、会場使用料やサービス料が高めに設定(10〜15%)されています。また、宿泊や二次会会場の割引など、トータルでのメリットはありますが、単体の見積もりは高額になりがちです。
・節約の難易度: ブランドイメージを保つため、衣装や装花などの「持ち込み」に対して制限があるケースが比較的多く、節約の工夫には限界があります。ただし、ホテルによってはホスピタリティ優先を重視しているホテルも多くあり、「持ち込み」に対して柔軟に対応しているケースも多く存在していますが、ホテルによって大きな差があるのも実情です。


②専門式場

費用感:中〜高 ★★★☆☆
2025年相場:330万円〜460万円
「結婚式を挙げること」に特化した施設で、チャペルや神殿、披露宴会場の動線が完璧に設計されています。特に豪華なチャペルが魅力的で、その見栄えを理由に選択する新郎新婦様も多くいます。
・費用の特徴: 必要なアイテムがすべて揃った「パックプラン」が豊富です。一見お得に見えますが、ドレスや料理をランクアップしていくと、最終的な見積もりが跳ね上がる「初期見積もりからの上がり幅」が最も大きいスタイルでもあります。
・節約の難易度: プランに含まれる項目をキャンセルしても、返金や減額にならないことが多いため、契約前の「プラン内容の精査」が不可欠です。様々な「持ち込み」に対しても厳しく、特にコロナ後は持ち込みのブロックが厳しくなり、持ち込み料が高騰している結婚式場が多くなっています。しかしながら、持ち込み無料を謳っている専門式場もいくつかありますので事前調査をおすすめします。

③ゲストハウス

費用感:最高 ★★★★★

2025年相場:390万円〜490万円

一軒家を貸し切るようなプライベート感が人気で、SNS映えするガーデンやプールを備えた会場が目立ちます。「貸切感」を重視するトレンドにより、2025年も高水準の費用が続いています。

・費用の特徴: 1日1〜2組限定で施設を独占するため、「施設利用料(会場使用料)」が非常に高く設定されています。また、専属の提携業者が決まっていることが多く、中間マージンが発生しやすい構造です。

・節約の難易度: 「独自の世界観を守る」という名目で、カメラマンやヘアメイクなどの外部持ち込みを一切禁止している会場も少なくありません。4つのスタイルの中で「持ち込み」に対しても最も厳しく、節約のハードルが一番高いと言えます。しかしながら、持ち込み無料を謳っているゲストハウスもいくつかありますので事前調査をおすすめします。

④レストランウェディング

費用感:低〜中 ★★☆☆☆

2025年相場:220万円〜340万円

当然のことながら「料理でおもてなしをしたい」という本業のスタイルを貫くため、コスパの良さが再注目されています。料理の質を最優先したいカップルに選ばれるスタイルです。アットホームで形式にとらわれない式が叶います。一点、チャペル会場の豪華さは抑え目のため、ゲストのために味覚(料理)か視覚(派手さ)かどちらかを選ぶことになります。

・費用の特徴:本業がレストランや料亭であるため、会場使用料が格安、あるいは無料に設定されていることもあります。派手な演出を控える傾向にあるため、総額を低く抑えやすいのが魅力です。

・節約の難易度:持ち込みに対して非常に柔軟な会場が多く、衣装やペーパーアイテムや写真・映像カメラマンを自分たちで持ち込みすることで、大幅なコストダウンが狙える「節約派の強い味方」です。


【スタイル別結婚式場の費用相場の根拠となる出典URL

この記事で提示した内容は、以下の最新調査データおよび市場動向を総合的に分析して算出し、フォトの匠の過去の実績やお客様からの情報も反映させています。


1. 統計的な平均額・会場タイプ別の割合
式場スタイルごとの平均総額や、各会場の単価のベースとなっている一次資料です。
ゼクシィ 結婚トレンド調査 2024(リクルート ブライダル総研)


2. スタイル別のメリット・デメリットおよび価格差の理由
「価格構造」の根拠としているマーケット解説記事です。
ハナユメ(HanaYume):結婚式場タイプの各種記事
ゼクシィ:結婚式のお金っていくらかかるの?気になる費用の基礎知識


3. リアルな「最終見積もり」の変動幅
初期見積もりから最終的にどれくらい上がるかという「上がり幅」の根拠です。
みんなのウェディング:費用明細・口コミデータ
みんなのウェディングの口コミデータが語る!結婚式のリアルvol.1
みんなのウェディング、実際の結婚式費用が見られる 費用明細の登録件数が1万件を突破


まとめ:まずは結婚式スタイルの選択が賢い節約の明暗を分ける

格式を重んじるなら「ホテル」、チャペルの豪華さや見栄えを重視するなら「専門式場」、貸切感でゆったりと時間を過ごすなら「ゲストハウス」、自由度を活かして賢く予算をコントロールし、ゲストへのおもてなしを最優先するなら「レストランウェディング」が向いています。まずは自分たちの理想に近いスタイルを見極め、その上で「式場契約前の交渉術(第2章)」を駆使して、有利な条件を引き出しましょう。

第2章「式場契約前」の交渉が賢い節約のビッグチャンス! 後悔しないための交渉術

結婚式場の壁を背に向かい合って立つ新郎新婦

「式場が決まってから、じっくり節約術を調べよう」――もしそう考えているなら、少しだけ待ってください。実は、結婚式の節約において最大のターニングポイントは「契約書にサインをする瞬間」にあります。

なぜ契約前の交渉が「賢い節約のビッグチャンス」と呼ばれ、契約後には節約が難しくなるのか。その裏事情と、後悔しないための交渉術を解説します。


①式場契約前は、賢い節約の最大の機会

契約した瞬間に「立場」が逆転する

式場探しをしている最中のカップルは、式場側から見れば「ぜひ自分の結婚式場で挙げてほしい大切なお客様」です。成約を得るために、結婚式場の営業担当者はさまざまな特典や割引を提示し、柔軟な対応を見せてくれます。

しかし、ひとたび契約書にサインをして内金(申込み金)を支払うと、立場は一変します。以降の相談は「規約」というルールの枠内で行われることになり、「持ち込みたい」という要望を出しても、「規約で決まっておりますので、持ち込み料をいただくか、お断りするしかありません」と、交渉の余地が極端に狭まってしまうのです。


結婚式場の「マージンビジネス」という壁

節約を阻む最大の壁、それが「マージン(中間手数料)」と「持ち込み料」です。

多くの結婚式場は、提携しているドレスショップ、撮影カメラマン派遣業者、花屋などにかかる費用に「マージン」を上乗せすることで利益を上げるビジネスモデルを採用しています。

新郎新婦お二人が外部の業者を「持ち込む」ということは、式場にとっては本来入るはずだったマージンを失うことを意味します。そのため、その損失を補填するために「持ち込み料」を設定し、あるいは「持ち込み」そのものを禁止しているのです。この「式場の利益構造」が確定してしまう契約後では、持ち込みを許可してもらったり、持ち込み料を無料にしてもらうことは極めて困難になります。

②後悔しないための「3つの交渉鉄則」

賢く節約を成功させるために、契約前に必ず守るべき鉄則が3つあります。


1.「持ち込みたいもの」を具体的にリスト化して伝える

「何か持ち込むかもしれません」という曖昧な表現ではなく、「以前から懇意にしているこのカメラマンに一生に一度の撮影をお願いしたい」「SNSで人気のこのクリエイターのペーパーアイテムを使いたい」と具体的に伝えましょう。具体的であればあるほど、式場側も判断がしやすくなります。


2.「無料又は低額の持ち込み料」を成約の条件にする
「この式場が第一候補なのですが、持ち込み料だけがネックで迷っています。ここをクリアしていただけるなら、すぐにでも決断できます」という伝え方が最も強力です。式場側にとって「すぐに契約が決まる」というメリットは、持ち込み料を減額又は免除してでも手に入れたい大きな果実だからです。ただし、大幅な値引き提示にその場で即決せず、必ず「契約書」を自宅に持ち帰って細部まで確認する冷静さを持ちましょう。


3.口約束はNG!すべて「契約書」または「見積書の備考欄」に明記する
営業担当者の「大丈夫ですよ」という言葉を信じてはいけません。営業担当者は担当プランナーではありませんので、契約時のみの付き合いになります。契約後に担当プランナーと打ち合わせが進む中で話が食い違ったりすることはよくあります。必ず「ドレス・写真と映像のカメラマン持ち込み料は無料とする」といった文言を契約書や見積書の備考欄等に書き込んでもらいましょう。
契約前のわずかな交渉時間と少しの勇気が、最終的な見積もりを数十万円、時には100万円単位で変えることになります。「まだ詳細が決まっていないから」と後回しにせず、自分たちの理想をすべて契約前に済ませることが、賢い節約の第一歩です。

③【必読】サインする前に!結婚式の「契約書」と「規約」の豆知識

多くの新郎新婦お二人が、式場から提示された書類を内容も見ずにそのまま受け入れてしまいがちです。しかし、内容を正しく理解し、精査することは、トラブル防止だけでなく費用の最適化(賢い節約)にもつながります。


■ 契約書の本質

契約書は、両者の合意を示す証書です。一方が一方的に有利になるような内容は、本来あるべき姿ではありません。内容を十分に確認せずサインすることは、不利な条件をすべて受け入れることと同義です。


■ 規約の性質と向き合い方

規約は式場の利益を守る側面が強いため、利用者には厳しめの条件(持ち込み制限など)が並ぶことが一般的です。しかし、規約に反する内容であっても、契約時に「特約」として両者が合意し、契約書に反映させれば、そちらが法的に優先されます。
「契約書に何を書くか」が最も重要です。納得のいく結婚式にするために、不明な点は放置せず、双方が納得できる着地点を見つけましょう。


■ 契約書と規約が一体の場合

結婚式場によっては、契約書と規約とが実質的に一体になっている式場も多く見受けられます。つまり、契約書の中に規約が含められており、規約も含めて合意させる狙いです。この場合は、規約に書いている内容も契約内容として認められることになります。なお、規約は覚書という名前に代わっているケースもあります。
以上、契約書、規約、覚書、いずれについても、内容を精査し、納得のいく内容でサインする事が、結婚式の節約と理想の結婚式の実現には欠かせない作業となります。


第3章 知らないと損をする「持ち込み料」の相場と節約の仕組み

新郎の肩に手を載せて振り返る新婦

「持ち込み料」とは、式場が提携している業者(ドレスショップ、花屋、撮影手配業者、ギフトショップなど)以外のサービスを新郎新婦お二人が自分たちで手配して利用する際に発生する持ち込みの手数料のことです。名目としては「持ち込みで発生する手間賃」、「当日の施工管理費」、「会場使用料」、「保管料」、「検品代」などと説明されますが、実はそこには業界のビジネスモデルが深く関わっています。

①持ち込み料が発生する「本当の理由」

多くの結婚式場は、あらゆる提携業者のサービスやアイテムに上乗せする「マージン(中間手数料)」を収益の柱としています。新郎新婦お二人が提携外のショップでドレスを借りたり、外部の持ち込みカメラマンを呼んだりすると、式場にはこのマージンが入らなくなります。持ち込み料は、その「失われた利益」を補填するための仕組みです。

この仕組みを知ると、「持ち込み料を払うのは納得がいかない」と感じるかもしれません。しかし、ここに大きな節約のチャンスが隠されています。

②持ち込み料の一般的な相場一覧

交渉を有利に進めるために、まずは持ち込み料の一般的な相場を知っておきましょう。この金額は、たくさんの新郎新婦さんとの打ち合わせの中でヒアリングしてきた現在最新の情報です(20263月現在)。

・衣装(ドレス・タキシード): 1着につき 税込3.3万円〜11万円(税込5.5万円が平均で最多)

・カメラマン(写真・動画): 写真・動画それぞれにつき 税込3.3万円〜11万円(税込5.5万円が平均で最多)

・引き出物: 1個につき 税込330円〜550

・ブーケ・装花: 1束につき 税込3,300円〜5,500
 ※
ブーケは持ち込み無料の式場も多いが、装花の持ち込みは不可の式場がほとんど

・ペーパーアイテム: 無料 の場合が多い

③節約の仕組み:持ち込み料を払っても「持ち込み」が安い理由

ここで注目すべきは、「持ち込み料を払ってでも、外部に依頼したほうがトータルコストは下がるケースが非常に多い」という事実です。

例えば、結婚式場提携のドレスレンタル130万円だとします。一方、外部のショップで同じクオリティのドレスを半額の15万円でレンタルできれば、持ち込み料を5.5万円払ったとしても、合計20.5万円。つまり、9.5万円の節約になります。ドレス2着なら、その倍の19万円の節約になります。

写真や動画の撮影も同様です。結婚式場の提携カメラマンでは中間マージンが乗ってくるため、技術力の高い持ち込みカメラマンに直接依頼したほうが、リーズナブルで質・量ともに高い仕上がりの写真や動画になることが多々あります。また、持ち込みカメラマンなら直接コミュニケーションをして撮影リクエスト等をリアルに伝えることができるという大きなメリットもあります。節約額としては、当日スナップ写真、記録ビデオ、エンドロールを依頼する場合の試算では、20万円~44万円の大きな節約が可能です。ただし、あまりにも格安すぎる持ち込みカメラマンに依頼する場合は、経験の少ないサラリーマンやバイトのカメラマンが多いため、そのクオリティーの確認に注意が必要です。

④「持ち込み料」を回避・軽減するための交渉術

契約前であれば、この持ち込み料を「無料」あるいは「減額」する交渉が可能です。


1.「親の譲り受け」「手作り」を強調する

「親が着たドレスをリメイクして着たい」「友人がお祝いで作ってくれる」といった理由は、式場側も無下に断りづらい大義名分になります。


2.「持ち込み」ではなく「参列者(ゲスト)」として招待する

カメラマンの場合、友人ゲストとして招待し、席札も用意した上で撮影してもらうという手法もあります(※会場により撮影制限がある場合が多いため、事前の確認と交渉が必須です)。


3.「即決」のカードと引き換えにする

一度ご説明しましたが、「持ち込み料が無料になれば、すぐにでも契約します」という一言は、契約前であれば非常に強力な交渉材料となります。

持ち込み料の仕組みを正しく理解することは、単なる値切りではなく、「納得感のある予算配分」を行うための第一歩です。式場の言いなりにならず、どの項目を持ち込みすべきか、冷静に見極める眼を養いましょう。

第4章 【節約リスト】持ち込み・手作りで賢く費用削減できる項目一覧

カメラに向かってピースサインをして笑顔の新郎新婦

結婚式の見積もりを現実的な範囲に抑えつつ、満足度を最大化させる鍵は「どの項目を式場に依頼し、どの項目を自分たちで手配(持ち込み)するか」の仕分けにあります。ここでは、特に節約効果が高く、かつクオリティアップも狙える項目を厳選してご紹介します。

① 写真・動画撮影(カメラマン)

節約効果:★★★★★


結婚式の各種写真や動画の撮影(当日スナップ写真、記録ビデオ、撮って出しエンドロール等)は、最も節約効果が大きく、かつ「質と量」が劇的に変わる項目です。


【式場提携カメラマンと持ち込みカメラマンの決定的な違い】

多くの結婚式場では、写真や動画を依頼しても、当日まで誰が撮影するのか分からず、カメラマンの指名も不可(指名で来ても指名料が高額)というケースが一般的です。事前の打ち合わせもできず、当日初めて会うカメラマンに一生に一度の撮影を任せることになり、新郎新婦お二人の側には「自分たちの好みや希望が伝わっているか?」という不安が残ります。また、式場提携の場合は中間マージンが非常に高いため、スナップ、記録、エンドロールの3点を揃えると税込66万円〜80万円という高額な見積もりになりがちです。

一方で、外部のプロカメラマンや撮影業者に直接依頼(持ち込み)する場合、以下のような大きなメリットがあります。


・直接対話による信頼関係

事前に担当カメラマンと直接打ち合わせができるため、自分たちのこだわりの映像シーンや撮ってほしい場所やポーズ等のリクエスト等を細かく伝えることができます。また逆に、担当カメラマンから、撮影スポットやポーズのアドバイスもありますので、より良い写真や動画を残すことができます。


・気持ちが込められた熱量の高い撮影

カメラマン自身も事前に新郎新婦お二人とコミュニケーションを取ることで、「仲良しになった新郎新婦さんのために素晴らしい写真や動画を撮ってあげたい!」という強い気持ちを持って当日に臨むことができます。このコミュニケーションが、結果として自然で温かみがあり質・量ともにワンランク上の、新郎新婦お二人が撮ってほしかった写真や映像に繋がります。


・圧倒的なコストパフォーマンス

中間マージンがない分、持ち込み撮影業者に3点セット(写真、記録ビデオ、エンドロール)で依頼しても、税込25万円〜35万円程度に収まることが多く、持ち込み料を税込11万円(写真と動画各5.5万円ずつ)とした場合、20万円〜44万円もの節約が可能です。これは単なる金額の差ではなく、広告費や手数料を引いた「純粋な技術料」に投資できることを意味します。金額を抑えながら、より自分たちの感性に合う、想いのこもった写真や映像の記録を残せるのが持ち込みカメラマンの最大の魅力です。

② 衣装:ドレス

節約効果:★★★★★


花嫁の象徴であるウェディングドレスやカラードレスは、式場提携ショップだと1着税込28万円〜35万円(ウェディングドレスとカラードレスの2着なら税込56万円〜70万円)が相場です。


・外注のメリット

外部ショップでのレンタルやネットでのオーダー購入を活用すれば、1着税込10万円~20万円前後で高品質なドレスを見つけることも可能です。


・節約の目安

持ち込み料(平均1着税込5.5万円)を差し引いても、お色直しを含めた2着分で5万円〜39万円のコストダウンが現実的です。


・ポイント

ドレスだけでなく、ベール、グローブ、アクセサリー、靴などの小物類を自分たちで揃えるだけでも、数万円単位の節約になります。

③ 引き出物

節約効果:★★★☆☆


引き出物は、式場依頼では平均でゲスト1名あたり税込6,000円〜8,000(ゲスト70名合計で税込42万円~56万円)ほどが相場です。一方、外部ギフトショップでは同程度の引き出物でも最大約30%程度の割引があり、ゲスト1名あたり税込4,200円~5,600(ゲスト70名合計で税込29.4万円~39.2万円)にすることが可能です。

しかし、外部ギフトショップから持ち込む場合は、引き出物1個につき税込330円〜550円程度の持ち込み料がかかるのが一般的ですが、これを賢く回避する方法があります。


・「ヒキタク(引き出物宅配)」の活用

ゲストの自宅に直接配送するサービスを利用すれば、式場への「持ち込み」が発生しないため、持ち込み料を無料にできます。


・節約の目安

このように、持ち込み料のカットに加え、外部ギフトショップのお値引き(最大30%程度)を利用することで、ゲスト70名の総額では12.6万円〜16.8万円程度の節約になります。ゲストも身軽に帰れるため、非常に喜ばれる選択です。

④ ペーパーアイテム(招待状・席次表・席札等)

節約効果:★★★☆☆


式場依頼では、これらのペーパーアイテムセット(招待状・席次表・席札等)合計でゲスト一名当たり税込1,500円〜2,500ほどかかります。また、外部ショップなら、税込600円~1,200。さらに、完全自作(DIY)なら、税込300円~600。これを自分たちで手配するのは節約の王道です。


・節約の目安

ペーパーアイテムにかかる費用は、ゲスト70名の場合、式場依頼で約10.5万円~17.5万円程度。これに対して外部ショップ利用なら税込4.2万円~8.4万円、完全自作(DIY)なら2.1万円〜4.2万円程度。結果、外部ショップ利用なら税込2.1万円~13.3万円DIYなら税込6.3万円〜15.4万円の節約になる計算です。


トレンド

最近は「Web招待状」を導入し、紙代と切手代をゼロにして大幅節約するカップルも増えています。

⑤ 演出ムービー(オープニング&プロフィールムービー等)

節約効果:★★★☆☆


披露宴で流す映像演出も、自作や外注によって大きく費用を抑えられます。


・節約の目安

式場に依頼すると1本税込5.5万円〜7.7万円ほどかかりますが、クリエイターや映像制作業者に外注すれば1本で税込2.2万円〜4.4万円程度、自作すれば料金は無料(ただし、制作に多大な時間がかかり、映像編集スキルも必要)。オープニング&プロフィールムービー2本分で、外注なら税込1.15.5万円の節約、頑張って自作なら税込11万円〜15.4万円の節約です。ただし、外注や自作の場合は、上映プロジェクターやスクリーン等の映像設備使用料(相場的には税込55,000円)を請求する式場も多くあり、この費用を考える必要があります。この映像設備使用料の回避のためには自分たちでプロジェクターやスクリーンをレンタルして持ち込むという選択肢もあります。


・クオリティ

最近はスマートフォンでも高品質な編集ができるCanva等のアプリが流行しており、自分たちらしい演出を手軽に作ることができます。ただし、アプリでの編集に慣れていない方や、難しいロケ撮影等が必要な場合は、外部の映像制作業者に依頼する方が良いでしょう。

⑥ ブーケ

節約効果:★★☆☆☆


会場装花や花束は持ち込みが難しい項目ですが、新婦が手にする「ブーケ」だけは比較的持ち込みが認められやすい傾向にあります。ただし、ブーケでも生花は持ち込み禁止の式場が多くなりますので、その場合は造花ブーケを選ぶ必要があります。


・節約の目安
式場のブーケは1つ税込3.3万円〜5.5万円。一生残せる「アーティフィシャルフラワー(高級造花)」を個人手配すれば、一つ税込1.5万円〜3.3万円に抑えられ、最大で税込4万円(ブーケ2つで税込8万円)の節約になります。また、もしご親族や友人にブーケ制作ができる方がいれば、想い出として作ってもらうのも一つの選択肢です。


・アフターブーケについて
アフターブーケ
とは、結婚式で使用した生花のブーケや花束を、押し花(プレスフラワー)ドライフラワー(プリザーブドフラワー)、レジン加工(樹脂に封じ込め)などに保存加工し、長期間美しく残せるようにした記念品のことです。式後の加工保存も、式場経由より専門店に直接申し込むほうが数万円お得になります。

⑦結婚式節約額の試算表

以上のことから、「式場依頼」と「持ち込み又は自作」の場合の各節約項目の相場費用や持ち込み料・使用料を比較し、その節約額をシミュレーション(試算)すると以下のようになります。ただし、あくまでもシミュレーションでの概算値であって、相場の変動、商品の仕様や価格、ゲスト人数等によって異なってくることをご了承ください。また、持ち込み料・使用料については最も平均的な金額例であって、その金額は式場によって異なりますので、必ず式場に確認してください。

※表中の価格は全て税込。ゲスト人数は70名で想定。

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節約する項目
式場依頼
相場(税込)
持ち込み/自作
相場(税込)
持ち込み料/使用料
※節約方法
節約額の範囲
下限 上限 下限 上限 下限 上限
①写真・動画撮影
66.0万円
80.0万円
25.0万円
35.0万円
11.0万円
20.0万円
44.0万円
写真+記録+エンドロール ※すべて持ち込み
②衣装
56.0万円
70.0万円
20.0万円
40.0万円
11.0万円
5.0万円
39.0万円
ドレス2着分、小物含まず ※2着持ち込み
③ペーパーアイテム(70名分)
10.5万円
17.5万円
2.1万円
4.2万円
0.0万円
6.3万円
15.4万円
招待状、席次表、席札 ※すべて自作
④引き出物(70名分)
42.0万円
56.0万円
29.4万円
39.2万円
0.0万円
12.6万円
16.8万円
節約額は値引き分に依存 ※ヒキタク
⑤演出ムービー
11.0万円
15.4万円
0.0万円
0.0万円
5.5万円
5.5万円
9.9万円
ムービー2本 ※2本とも自作
⑥ブーケ
6.6万円
11.0万円
3.0万円
6.6万円
0.0万円
0.0万円
8.0万円
ブーケ2つ ※造花で外注
合計金額 192.1万円 248.9万円 79.5万円 125.0万円 27.5万円 49.4万円 133.1万円
 


この試算表を見ると、上記全ての項目①~⑥で賢い節約を行った場合(ゲスト人数は70名で試算)、その結果、最小で49.4万円(下限)最大で133.1万円(上限)の範囲での大きな節約が可能となります。一度ご自身でも、検討されている結婚式場の「式場見積り」と「持ち込み料金」を調査してこの表を埋めていき、結婚式の節約額がどのくらいになるかを算出してみてください。きっと想像以上に大きな金額になることがわかると思います。



【結婚式の節約額の試算表の出典・根拠URL】

1.結婚式にかかる費用の相場観等


ゼクシィ 結婚トレンド調査 2024(リクルート ブライダル総研)


2. 「持ち込み料」の相場・実態
ドレス(税込3.311万円)、カメラマン(税込3.311万円)、引き出物(330550円)といった持ち込み料の一般的な相場観。


ハナユメ:結婚式の持ち込み料の相場と交渉術

みんなのウェディング:持ち込み料に関するアンケート調査

マイナビウエディング:結婚式「持ち込み」の相場と実態

「フォトの匠ウェディング」のお客様からの意見も併せて反映
https://www.photo-takumi-wedding.jp

※実際に「持ち込み撮影」を依頼された新郎新婦様と打合せした際にヒアリングした持ち込み料の現状も随時反映しております。


3. DIY・ネット注文」のコスト目安
ペーパーアイテムの印刷コストや、ムービー自作のソフト・素材費用。


プリントパック(ネット印刷相場)


ココナラ(演出ムービー・デザイン外注相場)



まとめ:賢い選択が「満足度」を引き上げる


すべての項目を自分たちで手配(持ち込み、自作等)するのは時間がかかって大変ですが、特に写真・映像の撮影やドレスといった「金額が大きく、かつ好みが分かれるもの」に絞って持ち込みを検討するのが、最も効率的で賢い方法です。

「ただ安くする」のではなく、自分たちが信頼できるプロに直接依頼したり、心を込めて手作りしたりすることで、結果として式場任せにするよりもずっと温かく、新郎新婦お二人らしい結婚式が叶うはずです。

第5章 タイパ重視の手作りアイテムで手間なく賢く節約

青空を背景にチャペルで手をつないで誓い合う新郎新婦

結婚準備が本格化すると、たくさんの新郎新婦さんが「節約のために何でも手作りしなきゃ」というプレッシャーに直面します。しかし、慣れない作業に何十時間も費やし、材料費を揃えた結果、既製品と変わらない出費になってしまっては本末転倒です。

賢く節約するコツは、「タイパ(タイムパフォーマンス)」を意識すること。時間対効果の高いアイテムに絞って手作りを取り入れることで、余裕を持って当日を迎えることができます。


DIYの「落とし穴」を回避する考え方


手作りを始める前に知っておきたいのが、「アナログ作業のコスト」です。例えば、1枚ずつハサミで切ったり、ボンドで貼ったりする作業は、数が多くなればなるほど膨大な時間を奪います。これからの主流は、「デジタルでデザインし、プロに印刷を任せる」というハイブリッドな手作りスタイルです。


以下に「タイパ最高!初心者におすすめの厳選DIY 3選」をご紹介します。

①Web招待状

節約効果:★★★★★ / タイパ:最高


従来の紙の招待状は、1セット500円〜800円の印刷代に加え、郵送代や筆耕代がかかり、ゲスト70名なら5万円〜8万円の出費になります。

これをWeb招待状(無料〜数千円のサービス)に切り替えるだけで、コストはほぼゼロ。さらに、ゲストの住所収集や出欠確認が自動でリスト化されるため、後の席次表作りも劇的に楽になります。「親族だけは紙、友人はWeb」と使い分けるのも賢い方法です。

②テンプレート活用のオープニングムービー・プロフィールムービー

節約効果:★★★★☆ / タイパ:高


式場に依頼すると一本当たり税込5.5万円〜7.7万円するオープニングムービーやプロフィールムービーも、Canvaなどのデザインツールや、スマホの動画編集アプリにある「結婚式用テンプレート」を使えば、写真を当てはめるだけで完成します。両方とも頑張って自作すれば、税込11万円〜15.4万円の節約になります。

ゼロから編集を学ぼうとせず、完成された枠組み(テンプレート)を使うことが、クオリティを保ちつつ時短する最大の秘訣です。

③オンライン印刷を活用したペーパーアイテム

節約効果:★★★☆☆ / タイパ:中


席札、メニュー表、プロフィールブックなどは、自宅のインクジェットプリンターで印刷すると「インク代が高い」「色が悪い」「紙が詰まる」といったトラブルがつきものです。

デザインだけ自分で行い、印刷は「プリントパック」「グラフィック」「ラクスル」などのネット印刷業者に依頼しましょう。プロ仕様の仕上がりで、自宅でプリントするよりも安く、かつ確実に届きます。また、思っているよりも印刷料金は安いので、一度以下のネット印刷業者のサイトで調べてみてください。


プリントパック公式ページ

グラフィック公式ページ

ラクスル公式ページ

【成功のためのスケジュール管理】

DIYで最も避けたいのは「式直前の徹夜」です。当店の過去のお客様では、結婚式当日の披露宴前のお支度中にムービー編集されている新郎様がおられました()

結婚式準備の自作スケジュール管理は、賢い節約のためにもとても大切です。すべての自作アイテムは「挙式の1ヶ月前」を完成期限に設定しましょう。直前は美容や挨拶の練習、急な欠席への対応など、予想外のタスクが増えるからです。もし2週間前でも完成が難しそうであれば、潔くハンドメイドクリエイターやムービー制作業者に外注するのも、一つの立派な戦略です。

第6章 「持ち込み料・費用」の交渉方法~結婚式場との関係を良好に保つコミュニケーションのコツ~

窓の外の庭園を背景に和装姿で笑いあう新郎新婦



結婚式の費用交渉は、単なる「値切り」ではありませんし、決して悪いことをするわけでもありません。自分たちの理想と予算を正直に伝え、式場側と一緒に限られた予算で「最高の1日」を作り上げるための建設的で前向きな話し合いです。


特に重要なのは、「いつ」「誰に」「どう伝えるか」というコミュニケーションの戦略が必要ですので、以下にご説明します。

①【契約前】営業担当者との「最大」の交渉チャンス

2章でもお伝えした通り、契約前のあなたは式場にとって「どうしても選んでほしいお客様」です。この時期が、持ち込み料の減額・免除や割引を引き出せる最大のチャンスです。


・「即決」をカードに使う

「他にもいろんな式場を見て回っていますが、ドレスとカメラマンの持ち込み料を無料にしていただける式場を探しています。もしそれが可能なら、すぐにでもこちらで契約を決めたいのですが、ご相談に乗っていただけませんか?」
式場側にとって「確実に成約が決まる」というメリットは、持ち込み料を譲ってでも手に入れたいものです。


・「想い」を大義名分にする

「母のドレスを着るのが幼い頃からの夢で…」「成人式からずっと撮ってもらっている知り合いのカメラマンに結婚式の晴れ姿を撮ってもらいたいのです」といった情緒的な理由は、事務的な交渉よりもプランナーの心を動かしやすく、特例を認めさせる強力な根拠になります。


②【契約後】プランナーとの「信頼関係」を重視した調整

契約後の交渉は、契約書というルールがあるため難易度が上がります。ここで無理な要求を押し通そうとすると、当日まで伴走してくれるプランナーとの関係が悪化してしまいます。契約後は、「トレードオフ(譲り合い)」の精神で進めましょう。


・他を頑張るから、ここを助けてほしい(トレードオフ)

「お料理はワンランク上のプランにしたいので、その分、撮影カメラマンは自分たちで持ち込ませていただけませんか?」といった提案です。式場側の利益も考慮しつつ、自分たちのこだわりを通す「歩み寄り」の姿勢が、良好な関係を保つ鍵です。金額面で節約になるかどうかは場合に寄りますが、料理のグレードアップという有効な支出に代わるトレードオフでのお値引き交渉になります。


・相談ベースで持ちかける

「契約書で決まっているのは重々承知しているのですが、予算が厳しくなってしまい…何か良い案はありませんか?」と、相手をプロとして頼る形で相談しましょう。

鉄則その1:契約書を再度入念に確認する

結婚式場側と交渉する前には必ず、契約時に交わした契約書、覚書、見積書等を再度しっかりと確認してください。おそらく契約時にはほとんど読んでいないケースが多いため、再度読み直す必要があります。

節約のポイントとしては、①持ち込み制限のあるサービスやアイテムの確認②持ち込み料が発生する場合は持ち込み料金の記載内容を確認してください。ここで、持ち込み制限対象や持ち込み料金が明記されていない場合は交渉の余地があります。例えば「サービスによっては持ち込み不可」「持ち込み料が発生します」程度の曖昧な表現になっている場合は、具体的なサービスや金額を再確認し、交渉するチャンスです。

何より一生に一度の最高の一日のことですので、契約時に十分に説明がなかった部分については、おふたりが納得のいくまでプランナーさんと話し合ってください。

鉄則その2:すべてを書面に残し、最大のパートナーとしてプランナーを味方につける

どんなに素晴らしい合意ができても、口約束はトラブルの元です。交渉の結果は必ず「覚書」、「見積書の備考欄」、「メールの履歴」等に残してください。

そして何より、プランナーは「一緒に結婚式を創り育てていく最大のパートナー」であることを忘れないでください。感謝を伝え、誠実なコミュニケーションを取ることで、彼らも「この二人のためなら、もっと頑張って調整してあげよう」という気持ちになります。

「良好な人間関係」こそが、結果として最も大きな「サービス」や「配慮」を引き出すのです。

しかしながら、どうしてもこの担当プランナーさんとは相性や性格が合わない、あまりにも対応が雑すぎて言ったこともすぐ忘れる、レスポンスが遅すぎて準備に支障が出る等、将来トラブルに発展しそうな場合には、「プランナーチェンジ」を式場に申し出ることもできます。実際に過去の当店のお客様でも何組かはプランナーチェンジしている新郎新婦様がおられます。あくまでもこれは最終手段ですが知識として覚えておいてください。


第7章 おもてなしは削らない!ゲスト満足度を保つ「賢い節約」の注意点

チャペルで牧師と対面し結婚式を挙げる新郎新婦の後ろ姿

結婚式の節約を進める中で、最も陥りやすい落とし穴が「自分たちの予算ばかりに目が行き、ゲストへの配慮が欠けてしまうこと」です。

結婚式は新郎新婦お二人の門出を祝う場であると同時に、これまでお世話になったゲストの方々へ感謝を伝える「おもてなしの場」でもあります。「ちょっと配慮が足りないな……」「うーん、この料理は一番安いコースかな」と思われてしまい、ゲストに嫌な思いをさせてしまっては、どんなに素敵なドレスを着ていても後味が悪いものになってしまいます。

ゲストの満足度を下げずにコストを抑える、「削っていい項目」と「削ってはいけない項目」の境界線を明確にしましょう。

① ゲストが直接体験する「3大要素」は死守する

ゲストが結婚式の満足度を判断するポイントは、実は非常にシンプルです。それは「料理」「飲み物」「引き出物」の3つです。結婚式場のチャペルや披露宴会場がゴージャスかどうかはゲストの満足度とはあまり関係がありません。


1)料理のランク選択は慎重に


ゲストが一番楽しみにしているのは料理です。品数を減らしたり、メインの食材を明らかに安価なものに変えたりするのは避けましょう。「一番下のコース」ではなく、せめて真ん中のコースを選ぶか、特定の1品(お肉など)だけをランクアップさせるなどの工夫が必要です。参考までに、同じ価格で美味しい料理を提供している式場タイプは、間違いなくレストランウェディングです。料理の提供が本業であることはもちろん、専門式場やゲストハウスのように料理代に占めるマージンが大きくないため、同価格でもクオリティの高い料理が提供されます。まだ結婚式場が決まっていない場合には、ゲストへの最大のおもてなしである料理を重視するなら、レストランウェディングを選ぶのがおすすめです。


2)ドリンクの選択肢を狭めない


 お酒を飲むゲストにとって、飲み放題のメニューが極端に少ないのはストレスになります。特にビールや乾杯酒、ソフトドリンクの充実度は、おもてなしの姿勢としてダイレクトに伝わります。


3)引き出物の「重み」と「質」


 最近は、持ち帰りが楽なカタログギフトや、持ち帰り不要で持ち込み料が発生しない「ヒキタク(宅配)」が主流ですが、地域性や親族の期待値には注意が必要です。あからさまに安価なものや、品数が少なすぎる構成は後々の親族間の評価に影響することもありますが、重たいものを持ち帰る労力が省けますので、ゲストにとってはありがたいおもてなしです。

② 「見えないコスト」を削ると満足度が下がる

意外と見落としがちなのが、ゲストの「快適さ」に関わる費用です。例えば、駅から遠い式場なのに送迎バスを出さない、遠方ゲストの宿泊代を全く出さない、といった判断は、ゲストに直接的な負担を強いることになります。「ゲストの財布からお金を出させる(負担させる)節約」は、最も避けるべき禁じ手です。

③ 賢い節約は「新郎新婦お二人の努力」で見せる

ゲストをガッカリさせない賢い節約の王道は、ずばり「自分たちのスタイルにあった適切な結婚式場を選択し、式場に払うマージン(中間手数料)を、自分たちの手間(DIY、直接手配、持ち込み)でカットすること」です。


・ゲストへのおもてなし優先で料理のコスパが高いレストランウェディングを検討する。

・ペーパーアイテムを心を込めて手作りする。

・プロフィールムービーに二人で協力して自作する。

・自分たちでリーズナブルでクオリティの高い撮影業者を探して持ち込み、コスパの高い納得のいく写真や映像を残す。


これらの賢い節約のための選択は、ゲストから見れば「節約」ではなく「こだわり」や「自分たちらしさ(オリジナリティ)」として映ります。新郎新婦が手間をかけた分だけ、ゲストへのおもてなしの予算(料理や引き出物)を確保できる。この考え方こそが、ゲスト満足度120%の「賢い節約」の正体です。

第8章 この記事のまとめ:理想を叶えるための節約は「人生最高のギフト」になる

螺旋階段の下で天井を見上げる新郎新婦

「どの地域で、どのようなスタイルで、どの結婚式場で、どれくらいの予算で、どれくらい節約をして、結婚式や披露宴を行うか」は、新郎新婦お二人の選択次第です。もちろん、金銭的に余裕のある新郎新婦お二人なら予算に縛られず、自分たちの理想の豪華な結婚式を手間なく実現するのも良いと思います。ただ、大抵の方は、結婚式準備の途中で予算の壁にぶつかってしまうと思います。契約前の戦略的な交渉、持ち込み、手作り等を行い、結婚式費用の節約を行うことは確かに時間と労力のかかることですが、それもまた新郎新婦お二人にとって結婚式の楽しい想い出の時間となります。

また、節約した予算で、ゲストに美味しい料理を振る舞い、一生残る最高の写真や映像をあますところなく撮り、結婚式後の新婚旅行や新生活に充てる。そうして出来上がった一日は、新郎新婦お二人にとってもゲストにとっても、何物にも代えがたい「人生最高のギフト」になるはずです。

① 理想の結婚式は「賢い節約」の先にある

多くのカップルを見てきて確信するのは、「予算をかけた結婚式」が必ずしも「満足度の高い式」ではないということです。
本当の意味で理想を叶える人は、決して結婚式場の言いなりにならず、自分たちの「想い出の価値の優先順位」を明確にしています。今回ご紹介した契約前の交渉術や持ち込みの知識を使って、限られた予算の中で「賢い節約」をして「自分たちが本当に価値を感じるもの」に費用を集中させること。一生に一度の想い出の価値を大切にする姿勢こそが、後悔のない最高の一日を引き寄せます。

② 「どこにお金をかけ、どこを自分たちの工夫や時間でカバーするか」を自分たちでコントロールする

節約とは、決して我慢することではなく、予算の「イニシアティブ(主導権)」を自分たちでコントロールすることです。
なんでも結婚式場任せにするのではなく、写真・動画の撮影やドレスを自分たちで選び、ペーパーアイテムやムービー等を手間をかけて心を込めて手作りする。そうして自分たちでコントロールして浮かせた予算を、ゲストへのおもてなし(料理や引出物)、その後の新婚旅行、新生活などに還元する。この「賢い選択」の積み重ねが、結果としてゲストへの感謝を形にし、お二人にとっても納得感のある一生の思い出になります。

③ 「賢い節約」のプロセスこそが、ふたりの新しい門出を支える想い出の力になる

結婚式の計画や準備は、夫婦として歩む長い人生の「最初の共同プロジェクト」でもあります。
予算という現実と向き合い、何が大切かを語り合い、時には工夫して壁を乗り越える。この過程で培われるコミュニケーションや価値観の共有は、これからの生活においても大きな財産となります。
確かに「賢い節約」には多くの時間が必要になります。しかしながら、旅行を計画・準備するとき以上に確実に、結婚式の計画・節約・準備等を行う時間は、人生最高のワクワク楽しい想い出の時間であるはずです。
自分たちの知恵と努力の時間で「理想の結婚式」を形にしたという成功体験は、これからふたりで築いていく未来への強い自信に繋がります。自分たち二人で納得して選択したというその一歩一歩が、人生最高の門出にふさわしい、ふたりへの「人生最高のギフト」になるはずです。

【写真や動画の撮影カメラマンの「持ち込み」で迷っているお二人へ】

「持ち込みたいけれど、式場との交渉が不安……」「持ち込みカメラマンって、実際のところどうなの?」

そんな疑問や不安をお持ちの方は、ぜひ一度、私たち「フォトの匠」にご相談ください。これまで400以上の式場や会場で様々な結婚式や披露宴を見てきましたし、900組以上の門出を撮影してきた経験からたくさんの新郎新婦お二人とコミュニケーションを取ってきました。また、「フォトの匠」は、結婚式場とは提携せず持ち込みでの撮影を専門にしておりますので、結婚式場と一切の利害関係がないため新郎新婦お二人の味方になって、お二人のメリットを最優先にしたアドバイスが可能です


・式場との交渉アドバイス

持ち込み料を無料に、または減額するための伝え方など、これまでの持ち込み撮影経験を活かしてアドバイスします。


・事前の徹底したコミュニケーション

当日「初めまして」ではありません。お二人のこだわりを事前に共有し、新郎新婦お二人のお友だちの一人として当日を迎えます。


・ハイクオリティなコストパフォーマンス

式場提携の半額近い予算で、当日スナップ写真・記録ビデオ・エンドロール等の撮影を高品質に実現します。




\ まずはこちらをチェック! /


【コンセプト】新郎新婦様必見!フォトの匠が選ばれる理由とこだわり

→ 私たちがなぜ「持ち込み」に特化し、多くのカップルに選ばれているのか。その想いと強みを詳しくご紹介しています。

https://www.photo-takumi-wedding.jp/concept


【撮影実績】持ち込みができる結婚式場で自由度の高いオリジナリティあふれる結婚式に

→ フォトの匠にて撮影実績のある結婚式場や持ち込み料が無料の結婚式場等を紹介していますので、ぜひ賢い選択の参考としてください

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【ギャラリー】創業15年以上持ち込み撮影専門のフォトの匠が残した、一生の想い出

→ 「式場カメラマンと持ち込みカメラマンは何が違うの?」その答えは、ぜひ実際の写真や映像で確かめてみてください。

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【無料相談】持ち込みのコツや交渉方法についてお気軽にご相談ください

→ まだ結婚式スタイルの検討段階でも大丈夫です。早ければ早い方がより良いアドバイスが可能です。LINEやフォームから、今の悩みをお聞かせください。プロの視点から、お二人に最適な「賢い節約と高いクオリティの両立案」をご提案します。

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一生に一度の結婚式。

新郎新婦お二人が心から「挙げてよかった!」と思える最高の一日になるよう、当日撮影はもちろん、結婚式場選びや結婚式節約のサポートも含めて、コスト面もクオリティ面も、私たちは新郎新婦様の味方となって全力で今日も新郎新婦お二人をサポートし続けています。