005_結婚式にふさわしい日取り

[カテゴリ] 匠の結婚豆知識
[更新日] 2020/7/16
結婚式を挙げる日取りで思いつくのは「大安」や「ジューンブライド」ではないでしょうか。
今回は結婚式にふさわしいとされている日取りやシーズンについての情報をご紹介します。
一生に一度の大切な結婚式ですから、自分たちが納得した日を選択するようにしましょう。

挙式に最も適しているとされているシーズンは、暑くも寒くもなく、過ごしやすい気候での「春」と「秋」です。
また、この時期の大安、友引、土日祝日に人気は集中するので、早い段階で日取りを決めるようにしましょう。
この時期こだわらない場合、真夏や真冬などは割引プランなどを用意している会場もあるので事前に確認するようにしましょう。

日取りは一般的に、当人、親族、招待客が出席しやすい日を優先事項として決定します。

そのため、仕事が忙しくなりやすい決算期や年度末、また、夏休み、正月休み、ゴールデンウィークなども避けた方がいいでしょう。

また、「ジューンブライド」という言葉は良く知られており、6月に結婚式を挙げようと考える人も少なくありません。
これはヨーロッパの言い伝えで、6月は縁起がいいという意味も含まれますが、天候的にヨーロッパはこの時期、雨が少なく、過ごしやすい気候であることに由来しています。
日本では梅雨真っ盛りの時期ですので、実はあまり適している時期とはいえません。

何かの行事の日取りを決定する際に日本では重要視されている「大安」や「仏滅」などの言葉は、一度は誰でも耳にしたことがあるはずです。
これらは古代中国の吉凶占いに由来しています。

「ジューンブライド(June Bride)」と「大安」について、それぞれ下記を参考にして式の日取りを決める参考にしてください。

【ジューンブライドとは】
「6月の花嫁」という直訳になりますが、これは「6月に結婚した花嫁は幸せになれる」というヨーロッパの言い伝えに由来しています。
この言い伝えができたのには諸説ありますが、有名なものとしては下記の3つが挙げられます。
●女神「JUNO」説
6月の月名である「JUNE」と、ローマ神話で結婚をつかさどる女神である「JUNO」に由来しており、6月は結婚や女性の権利を守護する「JUNO」の月。
この月に結婚する花嫁はきっと幸せになるだろうという言い伝えです。

●気候・季節説
ヨーロッパの6月は1年の中で最も雨が少ない月で、気候なども適しています。
また、「復活祭」が行われる月でもあるため、ヨーロッパ全体がお祝いムードとなるので、多くの人から祝福される6月の花嫁は幸せになるだろうという言い伝えです。

●結婚解禁説
農作業の妨げとなることから、ヨーロッパでは3月、4月、5月の3ヶ月間は結婚が禁じられていました。
そのため、結婚が解禁となる6月に結婚式を挙げるカップルが多く、その分祝福も多かったため、多くの人から祝福される6月の花嫁は幸せになれるだろう、という言い伝えです。

●日本でのジューンブライド
日本では梅雨真っ只中で、雨が続き、湿気も多く、蒸し暑さを感じる時期でもありますね。

日本で、まだジューンブライドという言葉が知られていなかった頃、全国のホテルでも梅雨時期である6月の挙式を避けるカップルが多く、式場はどこも閑散としていました。
当時は空調設備の能力も低く、現在ほど除湿なども十分ではありません。

困ったのはホテルの経営者たちです。
梅雨時期に落ちる一方の売り上げをどうにかしたいと考え、ヨーロッパの言い伝えに目をつけました。
「ジューンブライドってあるんですよ」、「6月の花嫁は幸せになれるんですよ」と宣伝をし始めます。
そして、このロマンティックな言い伝えに共感する人々へ普及していったというわけです。

つまり、企業戦略から始まったものなんです。

しかし、6月が結婚をつかさどる女神の月に変わりはありません。
現在は空調設備も整っており、時期に関係なく快適な挙式が行えますが、伝統や縁起をかつぐことを大切にする日本人にはぴったりな言い伝えではないでしょうか。

【「大安吉日」の意味】
結婚式に最も適していると昔から言われているのは、誰でも知っている「大安吉日」です。
この「大安」「仏滅」「先勝」などは古代中国の吉凶占いである「六輝(ろっき)」に由来しており、日本には室町時代に伝わったとされています。
昔から、この「六輝」に基づいて冠婚葬祭の日取りを決定していたことから、現在でも縁起のいい日を選ぶ習慣が残っています。
現在では「六輝」の意味を全て知る人は多くはありませんが、結婚式は「大安」を選ぶ人がやはり多いようです。

縁起を担ぐために「大安」を選ぶものなので意識しすぎる必要はありませんが、親や親戚の中で縁起を担ぐ人がいる場合には気をつけるようにしましょう。
特に「仏滅」はマイナスなイメージを抱いている人が多いので、仏滅を結婚式の日取りに選ぶ人は多くありません。
そのため、ホテルなどの会場が比較的割り引いた金額でサービスを提供している場合もありますが、仏滅の結婚式や披露宴を検討する場合は、事前に親に相談して、親族で嫌がる人はいないかという確認を取るようにしておくほうが間違いないでしょう。

〈「六輝」の一覧〉
全てに意味があり、主に冠婚葬祭に関連付けられています。

●大安
「大いに安し」の意味。
全てが穏やかに運ぶ、成功しないことはない、といわれる日で、結婚式・挙式・披露宴にとって最適な日とされています。

●先勝
「先んずれば即ち勝つ」の意味。
「午前中が吉、午後二時から午後六時までが凶」といわれており、婚式・挙式・披露宴を午前中に行うのが良いとされます。

●先負
「先んずれば即ち負ける」の意味。
「午前は悪く、午後はよい」という意味があるともされ、結婚式・挙式・披露宴を行う場合は午後から行うのが良いとされます。

●友引
本来は「勝負なしの日」という意味ですが、現在では「凶事に友を引く」という意味も持つため葬式では避けられる日取りです。

●赤口
凶日のひとつ。午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)は吉。
赤く死を連想させるものに注意が必要な日ともされいます。

●仏滅
「仏すら滅する大凶日」の意味を持つ日で、 六輝の中でも最も凶日とされている日取りです。
仏滅に式を挙げるカップルが少ないため、割引などを行う式場もあります。

フォトの匠 大阪スタッフ 伊藤
結婚式の持込みカメラマンなら フォトの匠ウェディング
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